皆さん、お仕事を探すにあたり、「企業主導型保育所」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。最近ではこの企業主導型保育を導入している企業が増えてきました。では、この「企業主導型保育」とは一体何なのでしょうか?
「企業主導型保育」とは、多様な働き方に対応した保育サービス拡大を行うことで、待機児童解消をはかり、仕事と子育てとの両立を支援するのが目的です。そのため園児は従業員の子供が中心となります。
子育てをしながら働く女性にとって、企業内や近隣に保育所があることで安心して働くことが出来ます。その企業によって勤務時間や勤務曜日も異なりますので、特に夜勤や土日出勤のある方にとっては預け先の確保に苦戦することもありません。また、企業側としても、福利厚生の満足度の向上や地域貢献に繋がり、イメージアップを図ることが出来ます。
「企業主導型保育所」と似た保育施設として「事業所内保育所」があります。どちらも、企業に勤務する職員さんのお子さんをお預かりします。ではこの二つはいったい何が違うのでしょうか?企業主導型保育は、認可外の保育園に分類されるのに対して、事業所内保育は、区市町村が認可する保育施設のため、「保育の必要性」による利用調整や、自治体の指導監査など、行政のチェック下に置かれます。また、0-2歳児が対象、地域枠の義務付けなどの決まりがあります。要するに「認可施設であるかないか」が大きな違いとなっています。
企業主導型保育所は、国から助成金が受けることが出来る・多様な勤務形態に対応できるなど、柔軟で魅力がたくさんある保育事業システムです。企業主導型保育事業によって、待機児童問題など、少しずつ改善されていく事も増えていくはずです。